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トイレが進化していた!大手3社のタンクレストイレの素材や機能を比較しました

トイレが進化していた!トイレ掃除からできるだけ解放されたい大人世代に知ってほしい、トイレ事情を探るべく、大人のリノベ」ライターがユーザー目線で実際にTOTO 、LIXIL(リクシル)、Panasonic(パナソニック)の3社のショールームで取材をしてきました。カタログだけではわからない、各製品の特徴をご紹介します。
 
*LIXIL、TOTOのショールームの方には写真撮影と掲載の許可をいただいております。

TOTOのトイレ「ネオレストAH・RH」 の特徴

 

「トイレと言えばTOTO」という印象をお持ちの方も多いかもしれませんね。それもそのはず、日本にまだ下水道が整備されていない100年以上前から、水洗便器の製造をしている企業です。そんなTOTOのトイレを、「TOTO東京コラボレーションショールーム」で、取材してきました。

一番人気のタンクレストイレ「ネオレストAH」

ベッドルーム
 

老舗企業で一番人気のあるタンクレストイレは、直線的なフォルムが美しいネオレストAH。その特徴をご紹介します。

ナノレベルでツルツルな「セイフォンテクト便器」

 

 
TOTOの便器は陶器素材。「セイフォンテクト便器」は、従来の釉薬の上に特殊なガラス層を焼き付けることで、100万分の1(ナノ)レベルで滑らかに仕上げられています。耐久性もあり、長年の使用にも防汚効果は持続するそう。

 
従来陶器とセイフォンテクトの陶器の上に、鉛筆で線を描く体験がショールームに用意されていました。鉛筆を持つ手に力を入れて描いてみたところ、従来陶器には少し線が付いたのに、セイフォンテクトには全く線が付きませんでした。
 

「きれい除菌水」でトイレの清潔を自動で守る

 
ネオレストAHは、トイレの使用前に便器にミスト(水)をふきかけて、汚れを付きにくくします。さらに、使用後と8時間使用しないときは、「きれい除菌水」のミストを自動でふきかけ、見えない汚れを分解・除菌。汚れの蓄積が気になるウォシュレットのノズルも、使用後に水と「きれい除菌水」で、自動で洗浄・除菌するそうです。
 
「きれい除菌水」とは、水に含まれる塩化物イオンを電気分解して作られる除菌成分(次亜塩素酸)を含む水のこと。TOTO独自の技術で、キッチンやユニットバスにも散布装置があります。薬品や洗剤を使わずに、水から作られていて、時間がたつともとの水に戻るので、環境にやさしいのが特長です。
 

掃除がしやすいフタの形状

 
フタはフルカバータイプなので、上部に継ぎ目がなく、掃除もしやすい形状です。スマートな印象のデザインで人気です。
 

 

左がネオレストAHで右がRHです。お好みはどちらでしょう?続いて、右のRHをご紹介します。

柔らかな曲線のネオレストRH

 
コロンとした形状が、やさしい印象のネオレストRH。その特徴をご紹介します。

掃除がしやすいフチの形状

  
便器のフチは、少々角度が付いている程度で、汚れの付きやすいフチ裏はありません。
 

 
 流した水は、フチの角度が付いている部分の下まで流れるので、フチの上部を拭き掃除するだけで清潔を保てそう。なお、このフチなしの形状はネオレストAHも同様です。

基本性能や価格はネオレストAHと同様

 
ネオレストAHでご紹介した、「セイフォンテクト便器」や「きれい除菌水」は、ネオレストRHも共通の機能です。したがって、価格も同額。2製品の違いは、直線的か、曲線的かというフォルムの違いと、フタの大きさです。見た目の好みで、選べばよさそうですね。 

LIXIL「サティスS・G」の特徴

 

LIXILは2011年に国内の主要な建材・設備機器メーカー5社が統合して誕生しました。LIXILの前身の一つであるINAXのブランドを配したタンクレストイレ「サティス」は人気のシリーズです。そんなLIXILのトイレを「LIXILショールーム東京」で、取材してきました。

 

世界最小モデル「サティスS

 
シンプルでコンパクトなデザインのサティスS。その特徴をご紹介します。

奥行650㎜の世界最小モデル

 

 
サティスSはコンパクトさにこだわった製品。従来のタンク付き便器と比較して、奥行が140㎜も短い650㎜になっています。最小化の秘密は、便器後方の機械部分。機能を厳選し、この機械部分を小さくしたそう。サイズがコンパクトなので、狭いトイレにも設置できるのは嬉しいですね。
 

「アクアセラミック」で汚れが付きにくい

 
サティスの便器は陶器製。陶器に汚れをはじく素材を塗っていた従来の製法だと、経年で汚れがつきやすくなっていたそう。アクアセラミックは、陶器に水になじむ釉薬を練り込んで成型したあと、焼き上げているので経年での変化は少なく、「100年クリーン」と表されていました。
 

 

写真はショールーム置かれていた、アクアセラミックと従来陶器に青色の疑似汚れを付けて水に沈めるデモ装置。アクアセラミックは、水につけたとたんに汚れがスルリと離れていき、驚きました。
 

「フチレス形状」で掃除しやすい

 

汚れが溜まりやすい便器のフチは、全く凹凸がない「フチレス形状」。
従来の便器は、流水がフチ裏の出っ張りにあたることで水の飛び出しを防いでいたそう。そのため、フチ部分の凹凸を完全に無くすことはできなかったようです。
 

 

サティスSは、水流の調整がしやすくなったので、この「フチレス形状」が可能になったとのこと。水を流したときに便器の上部のギリギリのところまでは水が到達しないので、汚れがついたら拭かないといけません。
トイレ掃除の習慣がある人には、汚れを目視で確認しながら掃除できるので、おすすめです。
 

デザイン性もいい「サティスG

 
シンプルなデザインとシックなカラー展開が人気のサティスG。その特徴をご紹介します。
 

無駄やノイズを排したデザイン

  

 
フォルムが特徴的なサティスG。便器は、後部の機械装置がある部分まで継ぎ目がなく、高級感があります。つるんとした形状なので、便器の側面や床面の掃除もしやすそうですね。
 

 

便座もスタイリッシュな形で、デザインにこだわりが感じられます。
 

シックなカラー展開

 
以前は濃い色の便器を販売しているメーカーも多かったようですが。昨今は、健康チェックがしにくいという理由から、濃い色の便器が敬遠されるようになり、パステル調のカラー展開が主流になっているようです。そんな中にあって、目を引くのがサティスGのカラー。シックで存在感のあるマット調のブラックと、やわらかで上品なトープ(グレージュ)が用意されています。
 

 

 
2色とも便器の中はホワイトになっているので、健康チェックもできますね。
 

「スマートフチ形状」でお手入れ簡単

 
サティスGもサティスS同様、便器は「アクアセラミック」で汚れが付きにくい素材。一方、便器のフチの形状は、異なります。フチ裏に継ぎ目はないけれど、凹凸のある形状になっています。このため水を流したときに、水流が凸部分に当たって飛び出しを防ぐ仕組みになっており、便器の上部までしっかり洗い流すことができます。また、サティスSにはない「泡クッション」の機能もあるため、飛沫汚れや着水音を軽減することも可能。トイレ掃除が面倒な方におすすめの機能が揃っていますね。

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Panasonic「アラウーノS141・V」 の特徴

最近のトイレは、機能が充実して電気製品化してきていますよね。家電メーカーであり、住宅設備や建材も扱うPanasonic。そんなPanasonicのトイレを「パナソニック リビング ショウルーム東京」で取材してきました。

最新モデルの「アラウーノS141

全自動おそうじトイレのアラウーノシリーズ。そのなかで「アラウーノS141」は2019年10月1日に受注を開始したばかりの最新モデルです。その特徴をご紹介します。

「スゴピカ素材」で汚れが付きにくい

通常の便器は陶器製が主流。一方、Panasonicの便器はスゴピカ素材でできています。スゴピカ素材はPanasonicが独自に開発した有機ガラス系の樹脂素材。有機ガラスは、汚れが付きにくく落としやすい素材で、陶器よりも軽くて丈夫な素材とのこと。水族館の水槽や飛行機の窓ガラスにも使われているそうです。
 
汚れが付きにくく、落としやすいうえに、割れやヒビだけではなく、キズにも強いのが特徴とのこと。Panasonicでは、キッチンやバスルームでも使われています。
 

精密設計による「タレガード」「モレガード」

陶器ではなくプラスチック素材だからこそ、ミリレベルの精密な成型が可能になったそう。便器のフチの外側に高さ約3㎜の立ち上がりを設けた「タレガード」があり、フチをつたって垂れる汚れをおさえる形状になっています。また、便座の形状も独特で、便座と便器がしっかりかみ合っており、座って用を足しても前方の便座と便器の間から尿が飛び出しにくい形状になっています。そのうえ、便座と便器の後方接合部は一体型になっており、汚れが入り込む隙間はなく、汚れても一気に拭きとれます。
 

「激落ちバブル」でハネない

「全自動おそうじトイレ」というだけあって、水を流すたびにたっぷりの細かい泡が、便器内をめぐって掃除をしてくれるのはありがたいですよね。アラウーノの泡は、市販の台所用合成洗剤を使用というところがいい!専用の洗剤ではないので、補充も簡単ですね。
 
また、男性が便座を上げて用を足すとき、ボタン操作で水位が下がり、飛び散りを防ぐことができます。もちろん、健康チェックのために、バブルなしも選ぶことができるんです。

ベーシックモデルの「アラウーノV

アラウーノシリーズのなかでは機能が厳選されているベーシックモデル。その特徴をご紹介します。
 

ワンタッチで外せる便座は5種類

便座と便器が一体型の他のアラウーノシリーズとは違い、アラウーノVは選べる便座が5種類用意されています。便座はボタン1つでスライドできて外せるので、隙間の汚れも掃除しやすくなっています。また、便器の素材は「スゴピカ素材」で、汚れが付きにくく落としやすいのがうれしいですね。
 

機能は厳選、だから比較的安価

他のアラウーノシリーズにある「タレガード」「モレガード」などの形状の工夫や、「激落ちバブル」などの機能はありません。そのぶん、価格が比較的安価になっています。また、バブル装置がないので、シリーズのなかでは一番節水になっているそうです。
  

アラウーノVには手洗い器付きもある

従来のタンク付きトイレに比べてコンパクトなので、手洗いを別に設置できない狭い空間にもおすすめですね。 ただし、見た目の面で悩んでしまいそうです。

まとめ

人気メーカー3社のショールームに潜入取材をして、各社のトイレを2モデルずつ、詳しくご紹介しました。
トイレの進化の流れは、よりクリーンに、汚れにくく、お手入れがしやすい(お手入れを減らす)ようにする方向へ向かっていました。トイレ掃除は、腰を曲げたり、膝を曲げる必要があるので、お手入れの負担が軽減できるというのは嬉しいですよね。
これから自分にあうトイレを選びたい方へ…

  • 【実感した各メーカーの強み】
  • TOTOは陶器製であることの耐久性や質の良さ
  • LIXILはコンパクトさとカラーバリエーション
  • Panasonicは自動掃除がいいことと低価格設定であること

 
じっくり比較して、自分にあう機器を選択をして快適に暮らしたいですね。

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