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リクシル・TOTO・パナソニックの最新ユニットバスを徹底比較

リノベーションで、どんなお風呂にしよう?大手各社の最新ユニットバス、それぞれの特徴は?
そんな疑問に答えるべく、実際にLIXIL(リクシル)、TOTO 、Panasonic(パナソニック)の3社のショールームで取材してきました。カタログだけではわからない、各製品の特徴をご紹介します。「大人のリノベ」ライターがユーザー目線で大人リノベ世代の方に人気の各社の上位機種とベーシックな機種を取材してきました。PR記事ではないので、安心して読み進めてくださいね。
   
*LIXIL、TOTOのショールームの方には写真撮影と掲載の許可をいただいております。

LIXIL「スパージュ」「リノビオV」の特徴

 

LIXILは2011年に国内の主要な建材・設備機器メーカー5社が統合して誕生しました。水まわり商材の売上高は、業界トップ(参考:リフォーム産業新聞2019年8月26日発行)。LIXILのユニットバスを「LIXILショールーム東京」で、取材してきました。

ラグジュアリーな「SPAGE〈スパージュ〉」

ベッドルーム
 

「お風呂を愛する国のバスルーム」がコンセプトで、LIXIL最上位のユニットバスです。機能面や高級感を求める方に人気があるそう。そんなスパージュの特長をご紹介します。 

 アクアフィール(肩湯)

 

 
スパージュの特徴のひとつはアクアフィールと呼ばれる肩湯。家庭用のユニットバスに、肩湯を最初に取り付けたのはLIXILなんだそう。心地良さを追求して、お湯の厚みは4mm。音は静かなので、マンションでも大丈夫そうです。

 
肩湯に使用するお湯を引き込むために、浴槽の腰の部分に給水装置あり、肩湯を使用していないときはジェットバスとして使用することもできます。頭をのせる部分は柔らかい素材でできているので、心地よくリラックスできそうですね。

アクアタワー(打たせ湯・オーバーヘッドシャワー)

 
アクアタワーと呼ばれる、打たせ湯とオーバーヘッドシャワーは、ユニットバスの天井部分に設置されています。

 
打たせ湯の下にあるベンチの腰掛け部分は柔らかい素材。浴槽の縁と同じ高さなので、足腰の弱い方は、腰をスライドしていくと浴槽に入りやすそうです。

素材は人工大理石「グランザ」

 
浴槽もカウンターも、LIXIL最高級の滑らかさを誇る人造大理石の「グランザ」。柔らかく光を通す半透明の素材の上に、アクリル鏡面の透明層を重ねて仕上げているそう。見た目はつややかで透明感があり、肌触りがいいのが特徴で、汚れも付きにくいとのこと。カラーによっても、ずいぶんと印象が違いますね。

人気のベーシックモデル「RENOBIO V〈リノビオV〉」

 
価格が比較的リーズナブルなので、ショールームに足を運ばずにユニットバスを選ぶ人には1番人気があるベーシックモデル。その特徴をご紹介します。
 

カウンターの掃除が簡単

 
ユニットバスのカウンターの下は、掃除がしにくくてカビやすい位置。
立ったままシャワーを使う方などは、カウンターなどの付属品を取り付けないシンプルなものを好まれる方もいらっしゃるようですね。

 

 
リノビオVのカウンターは簡単に取り外しできるので、裏側も掃除しやすそうです。
 

グローエ製「レインO2シャワー」

 
水栓金具の世界トップブランド、ドイツのGROHE(グローエ)社と共同開発したシャワーヘッド「レインO2シャワー」が標準仕様(Eタイプを除く)。シャワーヘッドが大きく、空気を含んだ大粒の水滴は、まるで降り注ぐ優しい雨のような気持ちよさとのこと。シャワーヘッドのカラーは4色から選べます。
 

換気乾燥暖房機にプラズマクラスターも設定可

 
浴室内を入浴前に暖めたり、入浴後に乾燥させたりするのに便利な換気乾燥暖房機。シャープのプラズマクラスター技術搭載タイプも設定可能です。梅雨の時期のじめじめカビや冬のカビの元となる浮遊カビ菌を抑えることができるそうです。

TOTO「シンラ」「マンションリモデルバスルーム」 の特徴

 

「TOTOと言えばトイレ」という印象をお持ちの方も多いかもしれませんね。実は、業界初のユニットバスを開発したのもTOTOだということをご存知でしたでしょうか。1964年の東京オリンピックに合わせたホテル建設ラッシュのために開発されたとのことで、55年の歴史があるそうです。
そんなTOTOのユニットバスを、「TOTO東京コラボレーションショールーム」で、取材してきました。

 

最上位モデル「SYNLAシンラ〉」

 
 
TOTOのユニットバスのなかでは高級なモデルで、ラグジュアリーな雰囲気。オプションが豊富に用意されているので、自分好みの上質な浴室をつくることができます。
その特徴をご紹介します。

 きれい除菌水」で床ワイパー洗浄

 

 
 

 
 
浴槽は毎日洗っても、床まわりを毎日掃除する方は少ないのではないでしょうか。シンラにはカウンターの下に、TOTO独自の「きれい除菌水」を散布する装置が付いています。
 

 

「きれい除菌水」とは、水に含まれる塩化物イオンを電気分解して作られる除菌成分(次亜塩素酸)を含む水のこと。
薬品や洗剤を使わずに、水から作られていて、時間がたつともとの水に戻るので、環境にやさしいのが特長です。
1日の終わりにスイッチを押せば、床まわりの見えない汚れや菌を、除菌・分解・漂白してくれるそう。
 

 
ちなみに、きれい除菌水の散布装置があるのでカウンターは取り外すことはできません。
しかし、カウンターは壁と離れており、乾燥しやすく、掃除もしやすい形状になっています。

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人気の「ひろがるWGほっカラリ床シリーズ

 
TOTOのマンションリモデルバスルームの中でも人気のシリーズ。
シンラより安価で、基本的な装備は充実しています。
その特徴をご紹介します。
 

マンションリフォームに対応したサイズ展開

  

 
TOTOの他のシリーズと比較して、対応サイズが細かく設定されているのが最大の特徴。リフォームの際に、自宅の浴室のスペースに合わせてピッタリのものを見つけやすいのは安心ですね。
 

浴槽はFRPを基本として、+αで人工大理石も選べる

 
浴槽の素材は、FRPを基本として、オプションとして人工大理石も選ぶことができます。2つの価格差は13万円ほど。
FRPは繊維によって強化されたプラスチック素材のこと。樹脂素材なので、叩くとコツコツとした軽い音がします。住宅用ユニットバスでは広く普及している素材です。人工大理石は高価なぶん重厚感があり、汚れも付きにくく落としやすいのが特徴です。
 

「魔法びん浴槽」の保温

 
浴槽のまわりを断熱材でカバーしているので、5時間後のお湯の温度低下は2.5℃以内とのこと。保温性能は、人工大理石もFRPもどちらも同じ程度だそうです。
 

 
風呂蓋にもしっかりと断熱材が入っていて分厚いですよね。その名も「ラクかるふろふた」。筆者も持たせてもらいましたが、軽くてびっくりしました。
 

「ほっカラリ床」は温かく乾きやすい

 
「ほっカラリ床」は、その名の通り、温かく乾きやすい床になっています。床材の下に2種類の断熱クッション層が入っていて、温かく、畳のような柔らかさがあります。また、床表面の縦横に刻まれた溝によって排水がスムーズで、乾きやすいのでカビにくくお手入れがラクなのが特長です。

Panasonic「リフォムス」「MR」 の特徴

家電メーカーとしての印象も強いPanasonicですが、住宅設備と建材も多く取り扱っています。そんなPanasonicのユニットバスを「パナソニック リビング ショウルーム東京」で取材してきました。

シニアに人気の「Refoms〈リフォムス〉」

Panasonicのユニットバスのなかで、リフォムスは特に高齢者に人気が高い、高級なシリーズです。その特徴をご紹介します。
 

収納棚にもなる手すり「おきラク手すり」

リフォムス最大の特徴は「おきラク手すり」。リフォムスには標準装備されていますが、他のシリーズにはオプションでも取り付けることができません。
壁の端から端まで手すりが付いているので、浴室内の移動も安心。物を収納していても手すりとして握りやすいように、人間工学に基づいた形状に設計されています。
 
手すりは木目調のデザインで色目も選択可能。浴室の扉のカラーも同様の木目調を選ぶことができるので、コーディネートしやすいですね。手すりの内側には、ボトルや石けんなどを置けるように、ステンレス製の網が設置されています。水切れがいいので汚れが付きにくく、取り外して洗えるので清潔を保ちやすいですね。
 

「スゴピカ素材」と「スミピカ」で掃除がラク

スゴピカ素材は、Panasonicが独自に開発した有機ガラス系の樹脂素材。有機ガラスは、汚れが付きにくく落としやすい素材で、陶器よりも軽くて丈夫な素材とのこと。水族館の水槽や飛行機の窓ガラスにも使われているそうです。同じ樹脂素材のFRPとは違い、陶器に似た美しいツヤがあって、滑らかな触り心地でした。
 
この素材は、浴槽だけでなく、水栓やカウンターにも施してあります。それぞれ「スゴピカ浴槽」「スゴピカ水栓」「スゴピカカウンター」と呼ばれています。メタル素材だと水滴跡が目立ちやすい水栓も、スゴピカ水栓なら目立たないので、掃除がラクになりそうですね。床はスミに凹凸はなく、2cm強の立ち上がりがあり、壁との接合部分のパッキンがカビにくいように工夫が施されています。これは「スミピカ」と呼ばれていました。
 

酸素を含んだミクロの泡「酸素美泡湯」「オイルヴェール酸素美泡湯」

Panasonicが独自に開発した装置で、お湯に酸素を含んだミクロの泡を入れこむことによって、入浴剤を入れたような乳白色に。心地いい柔らかな肌あたりです。ぬるめの39℃のお湯でも42℃の体感になるため、ゆっくり浸かっても体に負担は少なく、湯冷めもしにくいそう。ガス代も抑えられるというのは嬉しいですね。
 
「オイルヴェール酸素美泡湯」は、専用のオイルを入れることで、さらなる保湿ができるとのこと。アロマの香り付きもありました。浴槽に設置された泡が出る部分はプラスチック素材でできているので、経年で変色するかもしれません。週に1回取り外して掃除する必要があるそうです。

人気のベーシックモデル「MR

標準仕様になっている機能が一般的で、且つ、そのシンプルで直線的なデザインが、幅広い年齢層から人気のあるMR。その特徴をご紹介します。
 

マンションリフォームに対応したサイズ展開

Panasonicのマンションリフォームバスルームのシリーズの中でも、MRは、サイズや対応部材のバリエーションが豊富にあります。そのため、住まいにピッタリ合うリフォームを比較的スピーディーに行うことができそうです。
 

プラスオプションもマイナスオプションも自由に選べる

MRは、リフォムスで挙げた特徴のうち「スゴピカ浴槽」と「スゴピカ水栓」は標準仕様。そのほかの機能についても「おきラク手すり」以外はオプションで自由に追加することができます。
また、マイナスオプションもあり、浴槽は低価格のFRP素材に変更することも可能。しかしながら、プラスオプションは比較的高額な割に、マイナスオプションの減額幅は少ないので、注意が必要かもしれません。

まとめ

人気メーカー3社のショールームに潜入取材をして、各社の高価格モデルと大衆モデルのユニットバスについて、詳しくご紹介しました。WEBサイトやパンフレットの広報用写真ではわからない、リアルな感じをお伝えできたのなら幸いです。

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