HOME | リノベーション事例 | ライブラリーのある家で過ごす大人の時間

ライブラリーのある家で過ごす大人の時間

リノベーションされたご友人の家を訪れたことがきっかけでリノベーションへの憧れを持ったS様。当初は都心で物件を探していたものの、コーディネーターの提案で静かで落ち着きがあり、東京を一望できる110㎡超えのマンションを購入することに。こだわりの絵画や家具など、好きなものに囲まれた理想の暮らしが実現しました。

アートと本と共に暮らす

奥様
この間取りにとても満足しています。その理由はライブラリーにあって、ライブラリーが完全に1つの部屋として独立しているとスペースが狭く開放感が感じられませんが、今の間取りであれば、ライブラリーに開放感もあるし、それでいて奥まっているのでリビングから見えずプライベート感も感じられて良かったと思っています。
 
ご主人
友人や知人に家を紹介する時、寝室周りを見て皆さんびっくりしますね。 ライブラリースペースのソファで夜は音楽をかけながら本を読んだりしているんですが、プライベート感があるのに、閉塞感を感じないので、とても心地よく居られます。 もしかすると、扉一枚、壁一枚あるだけで閉塞感を感じて居心地悪くなっていたかもしれないです。
 
奥様
プライベート感と開放感の両方を感じられるので、ライブラリーがコーナースペースになっているのは良かったと思います。

 

アート

▶︎リビング側から見たライブラリースペース。繋がっているけれども、プライベート感がある。心地よい距離感が保てる場所です。

アート

▶︎S様の「大人の趣味」のひとつがアート収集。リノベーションをしてからは、これまで仕舞っていたものも飾れるようになったとか。

リノベーションのポイント

インタビュー

内山

玄関に入ったところがとても暗かったんです。お一人ですし、入った瞬間に明るさを感じられるように壁を取りはらいました。また水廻りは大きく移動していません。リビングに貼られたこのフローリングは特注です。以前から、つきあっていた会社と試行錯誤していたのですが、ようやく良い色ができたので使いました。それと食器などをディスプレイしている、この白い家具もここに合わせて特注で造りました。ただフローリングも家具も特注ですが特別高いものではありません。以前より工夫して作ってきたので、かなり価格を抑えています。あと、絵画のコレクションがもともと多く、今回ここでは13点飾っています。この13点の絵画の額は銀座のITOYAで全て私が選び直したんです。実はこのディスプレイをすること自体、今回のリノベーションの目的でもあり、最初からコレクションや絵を飾ることを考え設計をしています。

K様
もともと飾りたいという希望があったので、やっとそれが実現してとても満足しています。以前は段ボールに埋もれていましたから。

内山
引越ししてからも、しまい込んでいたコレクションを少しずつ考えながらディスプレイしていましたね。みんな最初に慌てて造り込むのですが、出来上がるものにしないで、住んでいく中で必要なものを探すというアプローチはとても大切だと思います。

K様
一軒家からマンションに引越すのに一番大変なのは、どれを残してどれを処分するかの選択だと思います。設計が終わった頃には、かなりすっきりして、昔がどのようなものがあったのかも忘れました(笑)。以前住んでいた家を出るときも友人に「元気そうでびっくりした」と言われました。やっぱり新しく住む家の期待のほうが大きかったですから。

谷島
どのようなところが気に入られていますか。

K様
天井がとても気に入っています。マンションは一軒家にくらべ天井が低いものが多くて、気になっていたのですが、このデザインにしてもらって高く感じることができて良かったです。あとは決まりきったものを選ばなくてもいいのは、とても嬉しかったです。リノベーションってトータルなものだからいろいろな知識ってすごく大切だと思いました。選ぶのは私なんだけれど、「こういったものもありますよ」と言っていただけたので、こちらは選びやすかったです。

内山
Kさんは好き嫌いがはっきりしているのでやりやすかったですね。

K様
最近ではものを買うときに、置く場所はあるかな、と考えるようになりました。以前はあまりそういうことを考えずに買ってしまっていました。母と私は食器が好きでしたので集めていたのですが、以前の家では飾る場所がなくて。今回ようやくちゃんと飾ることができて嬉しいです。

物件探しで大切にしたこと

ベッドルーム

ご主人
都心の便利な場所で暮らしたいという気持ちがあり、当初は青山や目黒、恵比寿や広尾といった都心エリアを中心に駅から近い物件を探していましたが、どの物件もあまりピンと来なかったんです。利便性という意味で立地が良い物件でも、周辺環境の騒音が気になってしまって。
 
奥様
物件探しをしていく中で、静かで落ち着いた環境であり、なおかつお洒落なパン屋さんやケーキ屋さんがあるような場所であれば、都心から少し離れていてもいいんじゃないかと思えたことが大きかったのかも知れません。 
   

まずは大人のリノベ相談室へ

リノベーションに関するあらゆるご相談に、幅広くお答えします。リノベーションコーディネーターが無料個別相談会を行っていますので、お気軽にご予約下さい。まずは、お茶でも飲みながらじっくりとお話してみませんか。 

 

物件購入の決め手は暮らしている人の姿

▶︎お施主様、プロジェクトメンバーに加えて、売主様もご一緒に。

ご主人 
いくつか内見を繰り返した後、谷島さんからこのマンションの提案をして頂いた時は、「駅徒歩18分は流石に遠いな」と思いまして、最初は断ろうと思っていました。駅から遠い場所に暮らしたことが無かったので、「遠いな」という印象がどうしてもあったからです。ただせっかく谷島さんが私たちに強くオススメしてくれたのだから、見に行くだけ行ってみようかとなりまして。
  
奥様
実際に見てみると、物件それ自体の広さやバルコニーからの景色の気持ち良さなど、駅からの遠さが苦にならないほど、沢山の魅力が見つけられたのも大きかったですね。それに、マンション周辺を歩いてみた時に、「こんな所にお肉屋さんやケーキ屋さんがある」と見つけることができて、この場所良いよねとなったんです。
 
ご主人
ただそれ以上にこのマンションの購入の決め手となったのは、売主様の暮らしぶりが見えたことでした。私たちは居住中の物件に内見に訪れたのは2度目だったんですが、家の雰囲気などから、丁寧に暮らされている方なんだなという印象を持ちました。売主様の暮らしぶりやマンションが持つ雰囲気のよさが、物件購入の後押しとなりました。

建築家にリクエストしたこと

▶︎リビングに鎮座しているブルーのソファは「MARENCO」。恵比寿のarflexでお施主様はもちろん、設計メンバーも一緒にセレクトしました。

ご主人
前に暮らしていた家では、「しょうがないからその状態にしている」というスペースが沢山ありましたね。引越すのだったら、そういう部分を無くして、自分たちらしく、好きなものに囲まれた暮らしをしたいという気持ちがありました。家具で言えば、マレンコのソファを置きたいということ、またダイニングテーブルは両親から貰ったものだったので、そのテーブルをリペアしたいという希望がありました。その家具のイメージから段々とリノベーションに対するイメージが湧いていったように思います。
 
私たちは元々広いリビングを希望していましたが、設計の段階で寝室の周りがぐるっと回れるような独立した間取りを提案されたことにはとてもビックリしました(笑)私のイメージでは、寝室はどこかの壁にくっつけるというイメージがあったので。

まずは大人のリノベ相談室へ

リノベーションに関するあらゆるご相談に、幅広くお答えします。リノベーションコーディネーターが無料個別相談会を行っていますので、お気軽にご予約下さい。まずは、お茶でも飲みながらじっくりとお話してみませんか。 
 

近所に「お気に入り」がある暮らし

ご主人
今の家に引越すまでは、家で心地よく過ごすという意識がそこまで無かったように思いますが、この家に越してからは、家で本を読んだりDVDを見たりすることが多くなりました。
 
奥様
心地良さで感じるのか、家で過ごすことは多くなりましたね。 賃貸マンションに住まいだった頃は、ずっとそこに暮らすという感覚ではなかったので、住まいに利便性を求めていました。ですから、バスに乗る生活をしてこなかったんですけど、今は慣れて気にならなくなりましたね。特にこの場所はバスの本数も多くて、一本で渋谷にも出られることを考えると、バスも不便じゃないなと感じます。
 
ご主人
理想の暮らし方であった散歩やパン屋巡りの生活が実現できたことはとても暮らしが変化した部分として大きいですね。前の調布の家では、そういう暮らしができなかったんです。美味しいパン屋さんは確かにあるんですけど、車で15分くらいかけて行かなければならないし、ちょっと外に飲みにいこうと思っても、自分達の好みのお店は遠くにあったり、近い場所にあっても好みと違ったりして。友人が家に来た時でも、「ちょっと行ってみる?」と誘って気軽に行ける場所があったり、仕事帰りに寄り道できる場所があるのにはとても満足しています。


 
 

設計者コメント

内山 章

スタジオA建築設計事務所  代表取締役/ 一級建築士
今回は「大人のリノベーション」。つまり今、リノベーションで一番元気な30代40代のお施主さまとはちょっと違ったアプローチになりました。お施主様は50代。その年齢になると「こんなのもいい、あんなのもいい」という自分たちの好きを探す作業はなくなります。その分、自分たちの心の真ん中に長い間に渡って温めてきた本当にやりたいことがある。それを丁寧に取り出して空間に置き直してあげる、その置き方を工夫しデザインしてあげる、そういうデザインが大切になります。そのためには「共感できること」がとても大切。皆さんそれぞれいろんな嗜好がありますから、まずはきちんと話を聞いてくれる自分にフィットする設計者をパートナーにすることが大切です。そう意味では今回はフィット感満載のリノベーションだったと思います。 

岡田 昌彦

Style&Deco  設計スタッフ 
最上階で100㎡超えの角部屋。そこに2人だけで暮らす。 この条件を聞いただけでも設計者としてワクワクしました。絵画をコレクションし、大量の書物を持ち、マレンコのソファを置く。これだけでも素敵な暮らしが出来そうですが、S様ならではの暮らしを実現すべく、距離感を大切に設計を進めました。2人で100㎡超えというのは、一見大きすぎるとさえ感じてしまいますが、ライブラリーに誘う廊下やインナーテラスの寸法に気を配りながら、部屋として完全には孤立させないように計画しました。その結果、絶妙とも言える寸法の積み重ねで、心地良い居場所が生まれたと思います。

 


Project member

企  画:木賃デベロップメント 
売主仲介:あゆみリアルティーサービス 
買主仲介:EcoDeco
設  計:スタジオA建築設計事務所+EcoDeco
施  工:ルーヴィス